こどもの記憶とママの笑顔
先日信号待ちで年長さんくらいの男の子が
ママに怒られて半べそをかいていました。
「もうこの話、何十回目ー!」
「何十回同じこと言わせるの?」
「ぐぉめんあさーい」
泣きながらついていく男の子。
子供って何回も同じことを注意される。
ママは同じ注意を何回も繰り返す。
子育てあるあるですよね。
一般的に、2歳未満で数日前、
2歳で数ヶ月前、3歳では半年前のことを
覚えていられるようになるそうです。
実際、3歳(あと4ヶ月で4歳)の娘は1年近く前のことも
だいぶ覚えているし
2年くらい前のことも、記憶を都度たどって
今、覚えていることもあります。
(1歳児のときの担任の先生との思い出とか)
その子供の「記憶」は
大人もそうですがとても楽しかったこと
とても悲しかったこと、とても悔しかったこと
「とても◎◎なこと」に多く
日常のできごとのの記憶や約束は
3歳の今ポツポツとできてきたところ。
何回も、何十回も話したこと
なんですが、子供にとって、子供自身が
【重要なこと】としての認識がなければ
記憶されない、覚えていられるわけがない。
ましてや、見るもの触れるものが
初めての体験ばかりの子供たち。
毎日が様々な情報であふれているのです。
その中で情報の取捨選択ができるのか。
私たち大人は、気づかないうちに
見聞きした情報をふるいにかけ取捨選択をし
プライオリティー(優先度)で整理しています。
でも子供はまだどの情報が大事かなんて
わからないのかなって思ったり。
嫌なことって覚えていたいですか?
できれば早く忘れたくないですか?
子供も怒られたことは
忘れやすいのではないかと考えます。
娘が何より覚えているのは
ママと行ったディズニーランド
ママと行った沖縄旅行
ママと一緒に走った運動
ママが笑顔でいたときの思い出ばっかり。
(うち母子家庭なのでパパ不在です)
ちょっと前に、朝のお支度が進まない娘にいらだち
かなり怒って支度をさせ、
保育園までの道のりを手をひっぱりぎみで歩き、
半べそをかかせたことがありました。
保育園を出て会社までの道のりで
3歳の娘に大の大人が本気で腹をたてたことに猛省し
お迎え後の帰り道で
まじめに娘に謝ったことがありました。
娘は今朝のできごとなのに覚えていませんでした。
というよりはその話をさけようとしたのかな。
怒っているママの記憶を消したかったのでしょう。
ついつい怒鳴ってしまいたくなるけれど
ママが怒っている、自分が怒られていることは
何度言っても覚えてくれないかも。
覚えて欲しいことを
楽しく伝える努力。
Nocco
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